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『評価経済とは?』という問いに心理学的な側面から考えてみる。

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おはようございます、けんぞう(@AfTqc)です。

今日は評価経済社会について、心理学的な側面から考えてみようと思います。

評価経済社会とは

評価経済社会の定義は以前の記事でも書きましたが、

「評価」を仲介として、モノ、サービス、お金、が交換される社会。相互レビュー社会。既存の貨幣経済社会では「貨幣」を仲介にして「モノ」「サービス」が交換される社会だった。お金が不要になるわけではなく「お金」が「評価」に従属するようになる。

というもの。つまり評価を得ている人、周りから信用を得ている人、影響力がある人はお金を仲介することなくサービスを受けられたり、お金を稼いだりすることができるということ。(インフルエンサーとかを想像して頂くと分かりやすいかと思います。)

評価はどうやって形成される?

じゃあ評価っていうものはどうやって形成されているんだろうって考えてみた時によく聞く答えは『ギブ(Give)する』というもの。

持っているお金も時間もスキルも情報も他者に与えることによって、評価を稼ぐことができて長期的に見ると経済的にも安定するということです。『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』という本でもそういった内容のことが記されています。

しかし僕のような疑い深い人間は、『与えることを続けていたらただ消耗するだけじゃないの?』と考えてしまうのです。

心理学的なアプローチ

この与えること問題については心理学から答えを求める方が賢明かもしれません。僕が今読んでいる『影響力の武器 実践編』という本にはヒントを得られる知識がありました。

それは『返報性の原理』という考え方です。デニス・リーガンという方のおもしろい実験があるのでご紹介します。

  • ①まずある男性が実験対象者にコーラを買ってあげる。
  • ②しばらくして男性が対象者に福引きの券を買って欲しいとお願いする。


この実験では男性が最初に何も買わなかった場合に比べて、コーラを買ってあげた場合には約2倍の福引きを買ってもらえるという結果になりました。(コーラと福引きの間には時間が経っており、コーラについては触れていない)

つまり人に何かをしてもらったら、何かを返したくなる(返さないといけないと思う)心理的傾向が無意識に働くということです。

もう一つ面白い実験があるのでご紹介します。3つのグループを用意し、それぞれに調査への協力を依頼する調査表と依頼状を送ります。送り方は

  • ①調査票の依頼状に「記入お願いします」と書いたポストイットを貼る
  • ②直接カバーレターに依頼メッセージを書く
  • ③カバーレターと調査票のみ
の場合に分けて送ります。結果は
  • ①75%が返信
  • ②48%
  • ③36%
という結果になるのです。つまり手書きの付箋が付いていることで依頼先からの「手間」を感じ、これに報いなければいけないという心理が働くということです。これは日常生活で誰かにお願いをするときでも使えそうですね。

このように相手がかけてくれた金銭的・時間的コストを返報しないといけないという心理的傾向評価経済社会は結びつけて考えることができると思います。

つまり評価経済社会の側面からみて、

  • 時間やお金を与えることで評価を集め、稼いだ評価を換金し長期的には得をする

という話は

  • 他者に時間やお金を与えることで『返さないといけない心理』を稼ぎ、その心理を換金することで長期的には得をする

という心理学の返報性の原理で言い換えることができるということです。

日常から押し付けにならない程度に恩を売っていきましょう。今日言いたことはそれくらいです。

参考: