好奇心を爆発させよう

『スイッチ! 「変われない」を変える方法』を心理学を学ぶ最初の一冊に。

f:id:k-tanaka-dog:20180211180014j:plain

こんにちは、けんぞう(@AfTqc)です。

僕のブログを読んでくれている人の中には心理学に興味がある方も多いと思うのですが、心理学の本は最初は読むのに割と骨が折れたりします。

今回はこれから心理学を学びたい方が最初に読む本として、僕がオススメできる一冊『スイッチ! 「変われない」を変える方法』という本をご紹介します。

本書について少し

『スイッチ! 「変われない」を変える方法』は自分や他者を動かすためにはどういう条件が必要で、どういう規則性があるかについて比喩を交えながら分かりやすく紹介している一冊です。科学的根拠となる実例も組み込まれている点が僕が良いなと思うところです。

そして最も重要なポイントは『分かりやすさ』です。一般の心理学の表現は敢えて避けられていて、人間の中の感情による『象』理性による『象使い』という表現がされています。

感情を揺さぶるだけの自己啓発本が行動を促さないことから分かるように、人間の中の象(感情)だけにアプローチするのでは不十分であり、しっかりと体系化されたマニュアルを渡されても行動を先延ばししてしまうことから分かるように、人間の中の象使い(理性)だけにアプローチするのもまた不十分です。

『象』と『象使い』のそれぞれにどうアプローチしていけばいいのか?

本書で紹介されている『象』へのアプローチ、『象使いへのアプローチ』でそれぞれ面白かったところをご紹介します。

象(感情)へのアプローチ

人を動かす立場にいる人や誰かにお願いをする時には理屈が通っているだけではなく、感情に訴える必要があります。本書では感情に訴える方法として、『目的地への絵はがきを書く』という表現が出てきます。

  • 実例: 今年度の終わりに3年生になろう。
    ある小学校の1年生達にやる気を与えるために、クリスタル・ジョーンズさんという先生はこう宣言した。『今年度の終わりまでに、三年生になりましょう。』 この目標は1年生の心理にはぴったりで1年生は皆、3年生が大きくて頭が良くて、カッコイイという印象を持っている。実際に学期末には1年生の90%が3年生に相当する学力をつけることに成功した。




象使い(理性)へのアプローチ

感情に火がついても、結局行動していないというオチになってしまうのは象使いへのアプローチができていないからです。象使いをやる気にさせるためには、具体的な行動が明確になっている必要があります。

  • 実例: 行動目標があるかどうか
    組織変革に関する先進的な研究では、変革活動に最も成功した上位3分の1グループでは行動目標が89%の割合で設定されていたのに対して、下位3分の1グループでは33%だった。
  • 実験: クリスマスイブのレポート
    クリスマス・イブの過ごし方に関するレポートを提出すると追加の単位がもらえると知らされた学生は皆提出する意思はあったが実際に提出したのは33%。一方レポートを書く場所と時間を宣言した学生達は75%の割合で提出した。

心理学の面白さ

心理学の面白さは学んだ知識をすぐに実生活で試すことができるところでしょう。例えば誰かにお願いした事をすっぽかされるのを防ぐには、『いつ、どこで?』まで踏み込んだ質問をする方がすっぽかし率は下がります。

自分自身についても同じでToDoリストを作るのではなくて、『いつ、どこで?』を明確にしてスケジュールの中に組み込んでみる方が実行率は高まります。
www.kenzoooo.com

心理学の面白さへ一歩理解を進めるために、『スイッチ! 「変われない」を変える方法』は非常に適していると思います。文庫本で900円以下で買えるのでぜひ読んでみてください(^ ^)